私は信州の豊かな自然(特に山岳)に憧れて県外からやって来た移住組の1人です。
移住して来たのが21世紀に入ったばかりのころでしたから、そこそこ年月も経ち、信州が第二の故郷となりました。
アルプスの玄関口である松本の地の利を活かし、あちこちの山を楽しんでいます。
森林限界を超えて雄大な山並みを眺めながら歩くときが至福の時間です。アルプスで出会う高山植物や雷鳥も大好きになりました。
司法書士の仕事は、大自然とはかけ離れた世界です。書類上の僅か一文字に神経を使う仕事です。一文字の間違いに気づかなければならない繊細さと、見渡す限りに連なる峰々の稜線漫歩とでは、その振り幅の大きさにめまいがしそうです。
・・・ですが、それがまた、ヤジロベエのごとく平衡を保つ手段になっているのかも知れません。
そんなありがたい信州の豊かな自然が、いつまでも輝いていますように。[令和2年4月]